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お知らせ

2022/04/05

知永古美術館常設展のご案内

ー知永古美術館常設展ー
古伊万里にみる唐草文様の美 & 浮世絵にみる激動の幕末明治

民藝運動の父、柳宗悦は、無名の陶工たちをこう讃えました。
「淀みなき線、仕事の早さや又その確かさや、それは一技に腕を磨くお陰である。
今時これらの染付を描ける人がいたら一世の天才と仰がれているだろう。
無名のそれ等の工人たちに私は尽きない敬愛を送る。‥」


名もなき職人の手で作られた
馴染み深い、人気の唐草文様の器。
古伊万里唐草文様の変遷を中心に
初期伊万里、古九谷様式の器を
展示致します。
また幕末明治の浮世絵
蒔絵の美しい印籠、根付も合わせて展示致します。
盛りだくさんにお楽しみ下さい。


館長      中村知永子
17世紀 花唐草

17世紀 花唐草

19世紀 花唐草

19世紀 花唐草

17世紀 たこ唐草

17世紀 たこ唐草

18世紀後期 たこ唐草
18世紀後期 たこ唐草

古伊万里唐草文様の変遷

唐草文様とは
蔓草状の連続した文様の総称
名称は唐(中国)から伝わったことに由来する。

唐草文様の種類
花唐草 17世紀前期〜
通常牡丹の花を中心に描き、蔓は一重で描かれ、葉や蔓先が繊細に描かれる。
18世紀後半になると花が省略され
19世紀になると蔓から葉が離れ
平板な総柄風になる。

蛸唐草 17世紀中葉〜
蛸の足に似ているので、そう呼ばれる。
18世紀には描き方が省略され
18世紀後半になると太い一本線で描くようになり、また渦の巻き方がゼンマイのように多重になる。
19世紀の色絵においては赤地に金色で描かれた羊歯の葉のような唐草文が流行になる。

みじん唐草 19世紀〜
細かく刻んだ蔓を描き埋めた唐草。

交通のご案内

〒251-0045 神奈川県藤沢市辻堂東海岸1-7-38

0466-33-0624
  • 「JR藤沢駅」下車 さいか屋デパート前バスロータリーより②番「辻堂駅南口」行、または「辻堂団地」行にて「出口」バス停下車 徒歩2分(辻堂小学校手前)
  • 「JR辻堂駅」下車 南側ロータリーよりバスで「鎌倉」行、または「鵠沼車庫」行にて「東海岸」バス停下車 徒歩5分

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