Introduction
お知らせ

2024/02/13

知永古美術館浮世絵展

-幕末、明治時代の浮世絵-
明治の磁器を添えて


会期   2024年2月14日(水)〜2024年4月19日(金)

開館時間 11時〜16時(入館は15時まで)

入館料  600円

場所   藤沢市辻堂東海岸1-7-38

休館日  毎週月曜日、第4火曜日
予約制  0466-33-0624

     お電話で予約お願い致します。

        ※不定休の場合もありますので、

         予約の際にお電話でお確かめ下さい

ホームページ www.chieko-museum.com

18世紀にヨーロッパで発明された青の化学染料「プルシアンブルー」(ベロ藍)が日本に持ち込まれましたのは19世紀でした。
あの江戸の天才発明家平賀源内がもたらしたという説もあります。

葛飾北斎の富士や歌川広重の東海道五十三次など情緒ある風景画、色が深く、鮮明で、濃淡で、海や空を鮮やかに表現しました。日本独特の青の世界が広がりました。
また遅れてアリニン(赤化学染料)が輸入されます。明治の「赤絵」の登場です。

華やかなインパクトのある色彩で描かれた文明開化絵、西洋建築、鉄道など急激な社会変動のありさまを人々に伝える役割を担いました。

時代を写し取った浮世絵は、青から赤へとその色を塗り変えました。

この度の展示は「赤絵」を中心に展示しております。

激動の幕末、明治のダイナミズムな世界をお楽しみ下さい。

また明治時代のアメリカから輸入されたセス.トーマス、E .イングラハム、大正時代の日本の赤星時計製作所の古き良き時代の掛時計を合わせてご覧下さい。


館長    中村知永子

役者絵 豊原国周

役者絵 豊原国周

役者絵 揚州周延

役者絵 揚州周延

2023/10/11

知永古美術館企画展

知永古美術館企画展 伊万里400年を旅して
Blue&White-染付の美展 藍染の布と共に


会期   2023年10月12日()〜2023年12月22日(金)

開館時間 11時〜16時(入館は15時まで)

入館料  600円

場所   藤沢市辻堂東海岸1-7-38

休館日  毎週月曜日、第4火曜日
予約制  0466-33-0624

     お電話で予約お願い致します。

        ※不定休の場合もありますので、

         予約の際にお電話でお確かめ下さい

ホームページ www.chieko-museum.com

民俗学者の柳田國男は「木綿以前の事」という文章のなかで、近代に入って日本人が得たすばらしいものが二つあると書いています。
一つは、木綿という繊維。これはかつては貴族のもので、それまで庶民はゴワゴワの麻をまとっていました。それが江戸時代になって庶民のものになった。木綿の柔らかい生地を身につけるようになって、心が優しくなったという。
もう一つは染付の碗。それまで庶民が用いていた塗りのない木椀は、使っているとゆがんでササクレてくるし、衛生的にもよくない。それが染付の碗になると白くて円、衛生も手にいれた。
これを日常生活に使えるすばらしさ、現代に生きる私たちはわからなくなっている。
江戸時代の人々はそのことによってすごく心が豊かになったのではと言っています。

この度の展示では古伊万里の初期伊万里、藍古九谷、藍柿右衛門などの優品の他、印籠、明治の藍染めなど展示致します。
ひととき、江戸、明治の人々の豊かな心に触れてみて下さい。


館長    中村知永子

初期伊万里菊に兎文七寸皿(1640年〜1650年代)

初期伊万里菊に兎文七寸皿(1640年〜1650年代)

桔梗に花唐草文七寸皿(17世紀後期)

桔梗に花唐草文七寸皿(17世紀後期)

鳳凰に牡丹文七寸皿(17世紀末)

鳳凰に牡丹文七寸皿(17世紀末)

雷雲に唐獅子二頭文七寸皿(17世紀末)
雷雲に唐獅子二頭文七寸皿(17世紀末)
2023/04/20

知永古美術館企画展

知永古美術館企画展
the imari -海を渡った華麗な磁器-


会期   2023年4月10日(水)〜2023年8月10日(木)

休館日  毎週月曜日、第4火曜日
予約制  お電話で予約お願い致します。
        ※不定休の場合もありますので、

         予約の際にお電話でお確かめ下さい

開館時間 11時〜16時(入館は15時まで)
入館料  600円

17世紀中頃、肥前の磁器が一時期広く世界に輸出された時代がありました。
中国の内乱によって磁器輸出激減というチャンスを逃さずつかんだのです。
1650年代には東南アジアに。
1659年には、オランダ東インド会社によるヨーロッパ輸出が本格的になりました。
中国の景徳鎮を手本にした染付芙蓉手の皿、日本独自のデザインで柿右衛門様式、赤と金を多用した金襴手様式などヨーロッパの生活にあった器形、器種が作られました。
18世紀に入ると復活した景徳鎮の磁器に価格競争で敗れ、ヨーロッパで磁器生産が広まっていった事などの要因で、1757年に輸出が終焉しました。肥前の磁器は国内向けに市場を開拓する事となります。


第2展示場では佐賀県嬉野市塩田にあった志田窯の江戸後期、幕末のユーモア溢れる染付の大皿、明治の印判、ベロ藍の文明開化文様のお皿など展示しております。
盛りだくさんにお楽しみ下さい。


館長    中村知永子

染付竹虎尺皿(19世紀)

染付竹虎尺皿(19世紀)

染付氷裂、馬の目、兎文大皿(19世紀)

染付氷裂、馬の目、兎文大皿(19世紀)

染付富士に日の出、白帆文尺皿(19世紀)

染付富士に日の出、白帆文尺皿(19世紀)

染付獅子と牡丹文尺皿(19世紀)
染付獅子と牡丹文尺皿(19世紀)

志田窯
現在の佐賀県嬉野市塩田町志田で江戸後期に中、大皿を多量に生産されました。志田窯の特徴として、皿の表面に白化粧が成されている事。絵文様が明るく気取りない、親しみやすい。例えば馬の目模様、可愛い猫のような虎、富士山など。江戸時代の庶民活力、大衆性溢れる力 。志田焼の魅力を感じて頂けたら幸いです。

2023/04/20

美術館レストラン&カフェ「菜茶房」からのご案内

御予約によりランチ承ります。
オーガニック野菜を使った滋味溢れる和食を中心にご用意致しております。
古伊万里の器と季節のお料理をお楽しみください。


ランチ時間

12時〜15時

メニュー

サービスメニュー

ランチのみ、ランチ付き見学の御予約は3日前までに下記電話番号にて承ります。
0466-33-0624
要相談にて、美術館開館日以外でもランチ承ります。

交通のご案内

〒251-0045 神奈川県藤沢市辻堂東海岸1-7-38

0466-33-0624
  • 「JR藤沢駅」下車 さいか屋デパート前バスロータリーより②番「辻堂駅南口」行、または「辻堂団地」行にて「出口」バス停下車 徒歩2分(辻堂小学校手前)
  • 「JR辻堂駅」下車 南側ロータリーよりバスで「鎌倉」行、または「鵠沼車庫」行にて「東海岸」バス停下車 徒歩5分

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